日本は災害の多い国です。地震、水害、にとどまらず、二次災害の液状化現象などもニュースになることも。家を建てる時、建てようとしている土地がどのようなところか、あらかじめわかっていると安心感も増すのではないでしょうか。その際に役立つのがハザードマップです。いくつも種類があるのをご存じでしたか?今回は、その種類と家づくりへの役立て方をお伝えしていきます。
いろいろあるハザードマップ
ハザードマップとは予測される自然災害の発生状況について、その被害の及ぶ範囲や程度、避難の道筋や避難場所等を表した地図のことです。各地域の行政が出しているものや、大学などの研究機関が発行しているものもあります。
活断層ハザードマップ
断層の位置を表している地図です。活断層の近くでどうしても住む理由があったり、すでにそのエリアに土地を所有していて新築を計画している人は、「揺れが強い地域」に住んでいるという認識をもって耐震性能の高い家の仕様にするのも一案です。
土砂災害ハザードマップ
急傾斜地や土石流の危険がある土砂災害危険箇所は50万カ所近く、土砂災害特別警戒区域はおよそ30万カ所あるというデータがあります。それが記された地図が土砂災害ハザードマップです。対象箇所で家を建てる計画がある場合、地盤の調査や、擁壁の作り直しなども視野に入れていくことがお勧めです。
液状化ハザードマップ
液状化ハザードマップには地震発生の際に液状化を起こす危険性が記されています。過去の災害の中には内陸部でも液状化現象が見られたケースも。自分のところは大丈夫と思いこまずに一度確認してみるのが良いでしょう。
津波ハザードマップ
津波ハザードマップは想定される地震が起こった時に発生する津波による浸水域を示しています。海底の状況や周辺の地形で地域によって津波の高さが大きく異なります。海抜の高さを確認するだけでなく、河川からの距離なども考慮して土地探しをするのも一つの方法です。
いかがでしたか?
自然災害の多い日本ではすべてを避けて家を建てるというのはかなり難しいことではないでしょうか?ハザードマップの対象となるエリアであれば、家の強度をさらに増やしたり、地盤の調査や工事を念入りにするなどといった対応をすることで対応できることもあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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