住宅ローンにどこまで組み込める？

家づくりというのは土地や建物本体価格の他に、様々な費用がかかります。その中でも「家具・家電」を全て一新して買い揃えようと思ったら、ソファー、テレビ台、ダイニングテーブル、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジ…等々負担はかなり大きくなります。「家具・家電購入費用を住宅ローンに組み込めないか」と考える方もきっと多いことでしょう。

そこで、宮城県・仙台市でも気になる方が多い「住宅ローンにどんな費用がどこまで組み込むことができるのか」をまとめていきたいと思います。

住宅ローンに組み込めるものは？

まず、住宅ローンの基本的な概念から。本来は「家を建てるために必要な費用を支払うことを条件に、融資を受けられる制度」です。住宅ローンの融資金額は、建築予算書や外構見積書から決められるため、以下のものが、基本的に「組み込める費用」「組み込めない費用」となります。

住宅ローンに組み込める費用

• 土地取得費
• 本体工事費
• 別途工事費（太陽光発電設備や外構など建物本体以外で発生する工事費）
• 設計管理費
• オプション費用
• 諸費用

住宅ローンに組み込めない費用

• 税金
• 引っ越し代
• 家具・家電

結論！「一部を除き」家具・家電は組み込めない

家を建てることに直接関わりのないものは住宅ローンの対象外となります。ですから「家具・家電の費用」は含めることができません。しかし、後述する一部の「例外ケース」があったり、最近は一部の金融機関で住宅ローンの借入金額に家具や家電の購入費用、引っ越し代などを組み込める場合もあるようです。

諸費用対象のローンも…

各金融機関から出されている「住宅ローン商品説明書」の「資金使途」欄をチェックしてみましょう。もし「諸費用」という記載があれば、家具や家電の購入費用も諸費用の一部として住宅ローンに含められる可能性があります。但し、金融機関によって諸費用の定義は異なるため、必ず事前に確認しましょう！

住宅ローンの対象になる例外ケースとは？

一般的に「家具・家電は住宅ローンの対象外」。しかし、住宅に直接取り付ける「造り付けの家具」、そして「組み込み型の家電」などの場合は住宅の一部として見なされ、住宅ローンの対象にできる場合があります。

住宅ローンの金額は、施工会社が住宅を建てるために必要なものを計算した見積もりから決定されます。この時に、家具・家電が『住宅の一部』と見なさるような作りを意図的に行えば、組み込めるというわけです。

住宅ローンに家具家電を含める際の注意点は？

しかし、下記のような注意点もあるので、しっかりと事前確認＆検討して決めていきましょう。

• 審査は慎重かつ精密に行われ、契約内容にも厳しいチェックが入る。金融機関側から指摘が入ればローン契約が受理されないケースも…
• 施工会社を通して購入することが多い「組み込み型家電」の場合は、家電量販店から直接購入するよりも割高になる可能性
• 修理が必要な際に、通常の家電店ではなく、施工会社指定の修理会社などへの問合せが必要となることが多いので手間がかかる

自己資金とローン負担を加味して検討を！

諸費用対象や造り付け、組み込み型の家具・家電を採用することで、その費用を住宅ローンへと組み込めるケースもあります。しかしその分、住宅ローンの負担が増える分だけ毎月のお支払額の負担が増えることにもなります。

家具・家電の作り方を工夫してローンに組み込むか、自己資金で優先順位を決めて購入をするか、しっかりと検討してみてください。

宮城県・仙台市での家づくりに関する相談は建てる窓口へ

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