【宮城で注文住宅】坪単価に騙されるな!家づくり総額を正確に知るための徹底ガイド

住宅会社のチラシやWeb広告で目にする「坪単価〇〇万円」という表示。宮城県でマイホームを検討中のファミリーの多くは、おそらく安価であるほど心惹かれると思います。しかし、坪単価はあくまで“目安”。誤解すると大きな資金計画のミスマッチを引き起こす要因となるので注意が必要です。
本記事では、坪単価の実態やトリックを深掘りし、宮城県で注文住宅を建てる際に必ず知っておきたい費用の仕組みや注意点、さらには資金計画の立て方まで建てる窓口スタッフが専門知見から解説します。

坪単価の“真の意味”とその落とし穴

まずは「坪単価」の基礎知識について解説していきます。

坪単価とは?

建築費を「延床面積(坪数)」で割った数値ですが、あくまで指標の一つと考えておきましょう。
なぜなら、何が含まれるかは各社ごとの基準で決めており、「坪単価」に含まれる範囲は住宅会社により異なるからです。例えば…

  • 【建物本体価格】のみで算出(諸費用などは一切含まないので安く感じる)
  • 外構工事や諸費用を含めた価格を坪単価としている(一見、高額に感じる)

なぜ坪単価は信用できないのか?

  • 「坪単価に含まれるもの」が不明瞭で比較が困難
  • 設備グレードや仕様によって実質コストは大きく異なる
  • 土地条件や周辺環境によって工事費が変動するが坪単価には反映されない

坪単価は初見だけで判断せず、納得いくまで確認することが重要です。

宮城県特有の土地事情と費用変動の実態

建物よりもシンプルに計算できそうな「土地の坪単価」も注意が必要です。宮城県特有ともいえる事情が多いため、慎重に確認しましょう。

1.宮城県の地盤事情と地盤改良費

  • 仙台市内、及び近郊でも、地盤が軟弱な場所が点在し、地盤改良が必要なケースが多い
  • 地盤改良工事は数十万円から数百万円の追加費用となることも珍しくない

2.土地形状と造成費用の影響

  • 宮城県は市街地だけでなく郊外や山間部が多数。土地の高低差や擁壁工事が必要なケースも多い
  • 擁壁工事や造成費用は坪単価に含まれず、ほとんどが別途請求される

3.インフラ整備状況の違いが費用に影響

  • 上下水道やガスの引込距離、接道状況によって工事費用が変動
  • 郊外の土地だとインフラ引込費用が高額になる場合がある

建物本体価格の坪単価の“トリック”を見抜く

一戸建てや企画住宅を検討する際は、「建物の坪単価」について下記のような費用の追加有無を確認しましょう。

1.延床面積の計算方法の違い

  • ロフトや小屋裏収納、バルコニーは坪単価に含まれない場合が多い
  • 同じ坪数でも有効面積が変わり、実質的な建築費は異なる

2.標準仕様とオプションの境界線

  • 設備・内装グレードにより坪単価は大幅に変動
  • 標準仕様に含まれないものが多いとオプション費用が膨らむ

3.諸経費の扱い

  • 設計料、確認申請費用、地鎮祭や引渡し後の点検費用など諸経費も別途請求されることが多い
  • 誤解を招かないためにも、上記を含めた総額で比較することが不可欠

実際に宮城県で家を建てたファミリーの費用事例と教訓

「坪単価」の正しい知識は、失敗しない家づくりには欠かせない要素のひとつになります。具体的な事例から、その理由を紐解いていきましょう。

事例①土地の選定ミスで造成費が大幅に増加

最初の事例は、想定よりも総額が大きく跳ね上がってしまったケースです。

  • エリア 名取市
  • 家族構成 夫婦+子ども1人
  • 土地の特長 旗竿地(敷地延長)・高低差あり
  • 当初の想定 建物2,000万円+土地1,200万円=総額3,200万円
  • 実際の総額 3,650万円(+450万円)

追加費用の内訳は?

  • 土地の造成費・擁壁工事…約180万円
  • ガス・水道引込延長工事…約70万円
  • 駐車スペースの土間打ち工事…約60万円
  • 隣地との境界フェンス費用…約40万円
  • 外構工事…約100万

敷地形状が大きく影響して、土地の造成や外構工事が予想以上にかかったようです。

想定外費用の要因と教訓

  • 土地の安さに飛びついてしまったが造成とインフラ整備に想定外のコストが発生
  • 土地の”見えないコスト”を甘く見ないことが必要だった
  • 増額を想定した丁寧な事前説明が欲しかった

事例②初期見積もりより高かったが、安心して契約できたケース

こちらは、同じように総額はUPしたものの、事前説明があり想定していた範囲であったため納得して契約できたケースです。

  • エリア 富谷市
  • 土地の説明 「地盤調査結果次第で追加あり」と明示
  • 家族構成 夫婦+子ども2人+祖母の5人暮らし(2世帯住宅)
  • 当初の予算 43坪/坪単価:約80万円(建物本体価格:約3,440万円)
  • 実際の総額 3,780万円(+340万円)※事前説明あり

費用UPが納得できた理由は?

  • 事前に「地盤調査結果次第で追加あり」と明示していたのである程度想定済
  • 見積もりに外構、照明、諸費用、火災保険まで含まれていた
  • 設備仕様の希望をヒアリングした上で総額提示してもらえた

まとめ:坪単価ではなく「総額」で判断を

具体的な事例からもわかる通り、家づくりで本当に見るべきは「最終的にいくらかかるのか」です。
坪単価が安くても、土地条件やオプション、諸経費で予算オーバーになるケースが非常に多いため、家族の将来にわたって安心できる資金計画を立てるには、「総額ベースの見積もり」と「土地の条件」をしっかり把握することが何より重要です。

安い「坪単価」に飛びつく前に、建てる窓口で相談しよう

必要なこと、大切なことはわかっても、安い坪単価には惹かれますし、実際に「坪単価の実態」は見抜くのは難しいものです。「この会社の坪単価の内容は?」「土地の坪単価が安いけど大丈夫?」と疑問に感じたら、お気軽に建てる窓口へご相談ください。専門知見のあるスタッフが、的確なアドバイスをいたします。

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住宅会社のチラシやWeb広告で目にする「坪単価〇〇万円」という表示。宮城県でマイホームを検討中のファミリーの多くは、おそらく安価であるほど心惹かれると思います。しかし、坪単価はあくまで“目安”。誤解すると大きな資金計画のミスマッチを引き起こす要因となるので注意が必要です。
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