トイプードルと家

住宅を購入した後に「ワンちゃんを家族に迎え入れたい」という声も多く耳にします。今回は、マイホーム購入後にトイプードルを飼い始めた「建てる窓口スタッフA」の体験談による「おすすめポイント」をご紹介していきます。
※スタッフによる個人的な感想になりますので、トイプードルをはじめ、小型犬と暮らす上での参考としてください。

実体験からおすすめするトイプードル仕様の家

住宅を建てる時、犬を飼うことは全く想定していなかったスタッフA家族の中に、ひょんな事から「トイプードル」の女の子が仲間入りしたのは6年前。当時は、家は人中心、ペット仕様にするなんて考えもしなかったようですが、一緒に暮らす中で「こうしておけば良かった」と思う事がいくつも出てきたそうです。

トイプードルは見た目以上に活発な子が多い犬種です。走ったり飛んだりして遊ぶ事も多々あります。ただ、小型犬は骨格も弱いので、人間からすると思い掛けない事が怪我の原因になってしまう事があるとも知りました。

家づくりのアドバイザーでもあるAが実体験からピックアップしたポイントは「家を飼ったらトイプードル(犬)を飼いたい」と考えている方の参考になると思います。

快適に暮らすための3つのポイント

実際に一緒に暮らしてみて感じたことを踏まえ、

①間取りのポイント
②設備のポイント
③家具選びのポイント

の3点を今回ご紹介します。

①間取りのポイント

床材

滑り易いフローリングはトイプードルの足腰に大きな負担がかかります。ペット用加工のフローリングもありますが、全速力だとやはり滑ります。床はカーペットタイプが適していて、汚れて洗う事も考えるとタイルカーペットも便利です。消耗品なので、安価な市販品でも十分。注文住宅の際はフローリングも吟味すると思いますが、トイプードルと暮らすならLDKはカーペット敷がおすすめです。

広めの洗面室

トイプードルや柔らかい毛質なので、シャンプーした後にドライヤーでしっかり乾かさないと、すぐ毛玉になってしまいます。床で乾かすのは動き回ってかなり大変なので、トリミング台などが置けるスペースがあると便利です。

ペットスペース

トイレシートやウェットシーツなどのペット用品は在庫がかさばるので、まとめて収納できる「ペットスペース」を確保することをおすすめします。トイプードルを飼う前には、犬に洋服を着せるなんて考えられなかったのに、いざ一緒に暮らすとかわいさのあまり服が増えてしまい、収納に困っているそうです。リビング周りに犬用グッズをまとめて収納出来る「ペットスペース」があると便利です。

スタッフA宅では、トイプードルが日常的に楽しめる「ドッグラン」をつくってあげようと、総額300万円ほどかけて大きなテラスと目隠しフェンスを増設し、人工芝も敷いたそうです。しかし、新しくなったお庭は怖がってあまり遊んでもらえず、結局公園の方が好きだった…という失敗もあったそうです。

犬仕様のお庭にするなら、家づくりの際に整備すると安心かもしれません。慣れている場所ではきっと遊んでくれると思いますので、好みに合わせて検討してみると良いかと思います。

②設備のポイント

キッチンゲート

人間にとっては問題無くても犬にとっては猛毒である食べ物がたくさんあります。落ちた食材を知らないうちに食べて重症になる子も…。特に料理中はキッチンに入れないようにゲートがあると安心です!

大きめのトイレ

どの犬種も自分の寝床でトイレをする事を嫌います。寝床から離れた位置にトイレの場所を確保してあげましょう。トイレの際には、くるくる回りながら姿勢を決める事も多いので市販品のトイレトレーだと失敗してしまう事も多いです。スタッフA宅のトイプードルは5㎏程度ですが、80㎝四方位の少し大きめサイズに変えたら失敗する事は無くなったそうです。

屋外水栓

小型犬1匹であれば、散歩帰りもタオルやウェットシーツで足を拭いてあげる程度で事が足りていますが、多頭飼いや汚れが酷い時は、玄関近くに足洗い場があるとやはり便利です。冬場は雪が付いて溶かすのも大変ですので、お湯も使える混合水栓がおすすめです!

③家具選びのポイント

低めのソファー・ベッド

大人しそうなトイプードルですが思ったよりも室内で飛んだり走ったりします。着地で失敗したり、物にぶつかって大怪我をしたワンちゃんの話を動物病院でよく聞きます。トイプードルが丁度飛び乗ったり降りたりしやすいロータイプのソファーやベッドを選びましょう。

テーブル選び

リビングテーブルはトイプールの顔の高さに天板がくるものが多いので、角が丸いものがおすすめです。走り回ってぶつかったり、テーブル上にあるものを誤飲するおそれもあるので、リビングにはローテーブルを置かず、広めのダイニングテーブルだけ使用するのも良案です。

クッション類

犬は地面が柔らかい場所をトイレと誤認する習性があるのでクッション類は要注意。一度臭いが付くと再び同じ場所で排泄してしまうので、しつけが十分に出来るまではビーズクッションなどの高級なものは避けましょう。

まとめ/個性を尊重した空間づくりを

犬にも人間と同じように性格や好き嫌いがあり、ネット等で調べた内容・グッズでも好みが合わず全然使ってくれない事が多々あります。我が家も同様です。失敗も繰り返しながら性格や嗜好を見極めながら空間づくりをしています。

トイプードルは飼いやすい犬種ではありますが、マニュアル通り、思った通りには決してならない事を念頭に入れて、温かい気持ちで迎え入れてあげてくださいね。

「建てる窓口」では「新居で犬を飼いたい!」など、様々なケース、趣味や嗜好に特化したご相談も大歓迎です。お気軽にご相談ください!

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