【建築家直伝】便利な収納のアイディア

「収納」は今の悩みを家づくりのヒントに!

「ここに収納がほしい」「しまう場所が少ない」…そんな悩みはありませんか?収納の配置や大きさは、家づくり成功のカギを握るポイントにもなります。今回は、収納に関するアイディアや要望の伝え方について、宮城県仙台市の(株)杜設計代表・一級建築士の山本浩平さんにお話を伺いました。

便利な収納をつくる「4つのポイント」

大きな収納は理想ですが、スペースも限られています。ネットの情報など固定概念にとらわれず、大きさや家族ごとの生活スタイルを考えて適材適所につくるのが一番です。まずは「現在の住まいより、収納量を多くする」ことが基本です。下記の4つのポイントから考えていきましょう。

  • 現在の家で収納スペースから「溢れているもの」を調査!
  • 新しい家で「しまいたいもの」を明確に
  • サイズは「奥行きや高さ」も考える
  • 「ライフスタイルに合った収納」か考える

具体的な収納スペースの作り方について一緒に考えていきましょう。

ポイント①収納スペースから「溢れているもの」を調査!

現在の住まいで、収納スペースから溢れているものがあればピックアップしてみましょう。その量や、大きさを考えると、必要な収納の場所や大きさがわかってきます。

食材のストックが多い家庭や、料理家電をたくさん持っているなら、キッチンの近くに大型パントリーを設けると便利です。

ポイント②新しい家で「しまいたいもの」を明確に

毎日使うもの以外に、週末やシーズンごとに使うものって結構かさばります。アウトドアグッズや、鯉のぼりや雛人形など…。置き場所がなく、寝室のクローゼットの中で洋服と同居している場合は、納戸があると便利です。

外で使うものが多い場合は、玄関からつながった土間収納があると重宝してくれます。

ポイント③「奥行きや高さ」を考える

いざ物を収納しようと思ったら「奥行きが足りない!」という悲しい結果にならないよう、予め物の大きさを測っておくことも大切です。意外と見落としがちなのは高さです。掃除機の柄の部分など、背丈のあるものが入るように、高さも計算に入れましょう。

将来的に、しまいたいものが変化した時のためにも、可動式の棚がおすすめです。

ポイント④「ライフスタイルに合った収納」か考える

暮らしを考えて、使いやすい位置に必要なサイズがあることが大切です。単に「収納スペースが多い」だけでは、宝の持ち腐れになる場合もあります。家族みんなの生活スタイルを考えて、設置する場所や大きさも変わってきますよ。

例えば、洗面所周りの収納。「タオルだけ収納できればOK」の方ならリネン庫でよいですが、「下着やパジャマもしまっておきたい」という家庭なら、ある程度大きさが必要ですし、ファミリークローゼットもおすすめです。

「ライフスタイル」から収納を考えることは一番大切です。ペットを飼っていれば、ペット専用の収納が必要だったり(間取り活用術~ペット編~を参照)、家族構成によっても全く異なります。成功の秘訣は、今の暮らしを振り返って「もっと、こうしたい」を考えることです!

例えば、子育てファミリーの方は、リビングにランドセルや学用品が置ける収納があると、家庭学習や明日の用意もスムーズになり便利です。 (セルコホーム実例)

いかがでしたか?

山本さん、ありがとうございました。
必要な場所、必要な大きさの収納スペースがあれば、片付けも楽になり、すっきりとした空間で気持ちよく暮らせそうですね。 宮城県仙台市でお住まいをお探しの方もぜひ考えてみてください。

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