建築家直伝!共働きのための家づくり

共働きこそ「便利&安らげる家づくり」を

早朝に家を出たら、帰宅は夕方…。夫婦共働きで平日は忙しく、休日は家事に追われて、家でゆっくり過ごす時間が少ない。「マイホームは寝食ができれば十分!」と考えている方はいませんか?共働きだからこそ、心身が休まる快適な空間、もっと家事がラクになる動線があれば、暮らしはもっとゆたかになるはずです。宮城県仙台市にお住いの方だけではないはずです。これまで共働き夫婦から出てきた要望や間取りアイディアを宮城県仙台市の(株)杜設計代表・一級建築士の山本浩平さんが成功例を交えて教えてくれました。

共働き夫婦のための家づくり【3つのポイント】

毎日忙しくても、家にいる時間を快適に過ごせるマイホームがあれば、きっとお仕事ももっとはかどるはずです。どんなことに注意をすると良いか、これまで受けてきた声を集約して3つご紹介してみたいと思います。

  • 「家事動線」を出来る限り短くする
  • ライフスタイル(夫婦の勤務体制)を考慮する
  • すべてにおいて「使い方」を考える

「家事動線」を出来る限り短くする

料理・洗濯をもっとスムーズに!

共働き夫婦からのご要望で多いのが「家事を楽にできる」プランです。キッチン周りの動線やパントリーなどの使い勝手の良い収納を希望される方も多いですが、一番多いのが「洗濯」動線。洗って、干す、たたむ、しまうという一連の流れをスムーズにできることを重視する方が多いですね。

洗濯物を干す、しまうの動線を重視しよう!

洗濯物を干すのに、テラスやバルコニーへの距離があると、億劫なものです。洗濯をしたら、すぐテラスに出られる動線や、室内干しができるスペースがあると家事効率がアップ!朝晩や休日にサッと洗濯を干すことができます。その場に、アイロン掛けができる家事コーナーがあるとさらに便利ですね。

宮城県・杜ハウス実例(以下写真全て)

【実際の成功例】

平日はお二人ともお忙しく、週1回まとめて洗濯を行う生活とのこと。何度も洗濯物を持って、2階へあがるのは意外と大変な労力を使うため、2階バルコニーを設けず、キッチン裏から出入りできる庇付きの大きなテラスを設置しました。大量の洗濯物を干すのも大変楽になり、休日の空いた時間を活用してBBQも楽しんでいるとのことです。素敵な時間の過ごし方ですね。

ライフスタイル(夫婦の勤務体制)を考慮する

間取りの一工夫で、お互いのストレスを軽くできる!?

共働き夫婦で、勤務時間が同じとは限りませんよね。土日休みや平日休み、さらには夜勤がある方もいるでしょう。そのようなライフスタイルの違いにも対応してくれる間取りを考えると、お互いのストレスも軽くなりますよ。

【実際の成功例】

日勤・夜勤の双方がある共働きご夫婦のケースです。2階にサンルームを設け、そこからバルコニーに出入りができ、基本的に平日は部屋干しをされているそうです。また、夜勤後、昼間に寝るパートナーの睡眠を邪魔しないようウォークインクローゼットを寝室内ではなく、廊下から出入りできるよう配置。着替えや洗濯物の片付けをする際も、気兼ねなく出入りできるので、お互いストレスが減ったとのことです。

家族構成や生活に合った「使い方」を考える

固定観念に囚われないプランづくりを

バルコニーを例にあげて考えてみましょう。バルコニーは寝室にあるもの、といった固定観念に囚われず、実際に「どんな使い方をするのか」をじっくり考えていくことが大切です。前途の勤務体制の違いがあるご夫婦であれば、2階ホールからバルコニーに出られる動線が使いやすいでしょう。お子さんがすでに自立して、老後のことも見据えて…という共働きご夫婦であれば、1階を中心に生活できる動線や、収納を設ける場所も変わってきます。「共働きだから、この間取りがいい」という答えはありません。生活スタイルに合った動線を丁寧に考えていきましょう。

まとめ

山本さん、ありがとうございました!「共働き」というキーワードでも、年代や職種などによっても使いやすいプランは異なっていきます。ぜひ今の生活スタイルや悩みを考えたうえで、メーカーや工務店、設計士に相談をしていくと、本当に暮らしやすいマイホームが実現できそうですね!

宮城県・仙台市での家づくりに関する相談は建てる窓口へ

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