蓄電池どう使う?選び方のポイント公開!

蓄電池は電気を充電することで繰り返し使うことができる電池のことで、バッテリーとも呼ばれます。最近では乾電池タイプのものも見かけますね。太陽光発電システムと一緒に使ったり、停電の備えとして単体で使うことも可能です。今回は注文住宅で蓄電池を使うメリットやデメリット、機器の選び方についてお伝えします。宮城県・仙台市に限らず蓄電池をご検討の方、ぜひ一緒に見ていきましょう。

蓄電池を設置するメリット

電気代を抑えられる

太陽光発電システムと一緒に使うことで、昼間発電して使いきれなかった電力を夜間に自宅で使用する分に回すことができます。太陽光発電で自宅の電力をすべて賄えるか気になるところかと思いますが、目安としては可能です。ただ太陽光発電システムの大きさや日照時間、家庭での電気使用量によって変わってきますので、現状での使用量などを考えて販売店などに相談してみるのがよいでしょう。

また、発電システムがなくても、電力会社と夜間に安いプランを契約することで、夜間電力を貯めておき、昼間に利用する使い方もできます。太陽光発電システムと蓄電池どちらも設置する費用は難しくても、片方だけの検討も可能です。

災害時への備えができる

近年、異常気象や自然災害が多いため、自宅でできる備えとして蓄電池があれば安心材料になるでしょう。停電時に自動で蓄電池を利用するよう設定ておけば、一定時間は照明を使い続けることができます。太陽光発電システムとセットで利用すれば、仮に蓄電した電力を使い切ってしまっても、翌日晴れれば、また充電できるため、停電が続くような場合でも自宅で過ごすことができます。

デメリットは?

設置コストが高い

以前より価格は下がってきているものの、まだまだ高価な機器と言えます。蓄電池本体と工事費で、約100万~150万円かかります。家庭用の容量や性能、工事費用によってかなり差があるので、事業者ときちんと相談してから決めましょう。

2020年まで国から「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」という補助金が出ていました。2021年度からは「DER(分散型エネルギーリソース)補助金」という名称に変わり、2022年度はさらに蓄電池の導入コストの補助がアップする予定です。こちらの制度もよくチェックしてみてくださいね。

蓄電池の劣化

蓄電池に多く使われるリチウムイオン電池は10年ほどで寿命を迎えます。ただ、使い方や使用頻度によって実際に使ってみないとわからない部分でもあります。設備の中には、自動で貯める量を調節して劣化を遅らせるものもありますので、機能が気になる方はチェックしてみてください。

リチウムイオン電池の無償保証を10年、有償保証を15年で行っているメーカーもあります。このような保証を使うのも安心ですね。

必要な容量は?

様々な容量がありますが、家庭用の目安としては5~7kWh。家庭用で太陽光発電システムと連動する場合、5kWhの蓄電池で冷蔵庫(450L)が3日、テレビ6時間、スマホが9時間の充電が目安となります。

また、対応できる電圧も確認しておきましょう。例えば冷蔵庫やテレビ、電子レンジは100Vですが、大型エアコンやIHクッキングヒーターは200Vの電圧が必要です。仮に自然災害が起こっても住宅への被害がなければ避難所を利用せずに済むかもしれません。その際、真冬や真夏にエアコンが使えるタイプの蓄電池であれば体力的にも助かりそうです。

蓄電池の価格は蓄電容量に比例してきます。災害時のことが心配であれば最大出力数と蓄電容量が大きい蓄電池を選びましょう。

いかがでしたか?

新築の家を建てる時に導入を考えるのであれば、太陽光発電システムやZEHとの組み合わせ、HEMSの導入など家全体で考えたほうが効率的です。建築会社や販売店と相談して決めていきましょう。
また、寿命は使用頻度によっても変わるので、設置後はきちんと定期点検を受けましょう。

宮城で蓄電池の提案が得意な会社

積水ハウス

「省エネ」「創エネ」とともに災害時の時にも備えられる防災エネルギー0ハウスをを提唱。「グリーンファーストゼロ+R」というコンセプトのもと、防災住宅に関する提案の幅も広いのが特徴です。

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大和ハウス

電力を「つくる」「貯める」「使う」を効率的に循環させるスマートハウス「スマ・エコ オリジナルⅡ」のシリーズを持つほどエネルギー課題に意欲的な企業。蓄電池に関しても、顧客の要望により、省スペース、大容量などといった選択の幅をもたせているのが特徴です。災害時だけでなく、電量消費のピークを自動で考えるおサイフモードも搭載し、家全体でのICT化を得意としています。

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セキスイハイム

効率的な電力消費をサポートする蓄電システム「e-Pocket」を持つ会社。買う電力に頼らないことをコンセプトに、万が一の時だけでなく、夜間電力を効率的に利用できるようスイッチングするシステムで経済的にも顧客がお得になるようなシステムを導入することができます。

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宮城県・仙台市での家づくりに関する相談は建てる窓口へ

今回ご紹介させて頂いた内容についてもっと詳しく知りたい方、ぜひ「建てる窓口」へご相談ください。 「建てる窓口」は、宮城県・仙台市など宮城県内全域で家づくりを検討している方向けの無料相談窓口です。宮城県内イオンモール2店舗(新利府南館店、富谷店)でご相談頂けます。お気軽にお問合せください。 詳しくはこちら
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