建築家直伝!ワークスペースのある家

テレワークに必須!ますます注目度が高まる「ワークスペース」

外出自粛期間中に「初めてテレワークに経験した」という方も多かったのではないでしょうか。書類やパソコンさえあれば、仕事ができるという業種の場合でも、自宅のどこで仕事をするか悩んだり、子どもが騒いでいて集中できなかった、オンライン会議の際に背景が気になった…、という声も多数。改めて、自宅に「ワークスペース」が欲しいと感じた方もいるでしょう。今回は、本当に活躍するワークスペースをつくるコツを(株)杜設計代表・一級建築士の山本浩平さんが教えてくれました。

目的に合った「ワークスペース」をつくろう!

今回のようなテレワークが余儀なくされる以前から、仕事や趣味にうちこめる書斎空間を希望する方が大変増えております。子どものスタディースペースや旦那様の書斎をはじめ、奥様の家事やお仕事スペースという希望も多いですね。しかし憧れの書斎空間が叶っても、「使いにくい」「家族の声がうるさい」とあっては、宝の持ち腐れになってしまいます。生活スタイルや用途を加味しながら考えていきましょう。

  • 誰が使うのか(大人か子供か、もしくは共有スペースか)
  • 目的(仕事・勉強・趣味など)
  • 動線・目線(リビングや家族との距離感)
  • 場所(リビング一角か、独立しているか)

使い方を想定し、しっかり整理して要望を伝えることをおすすめします。

実際の住まいに設けた成功例

家族つながりを重視するなら「団らんの場に」

勉強をしたり、お絵かきをしたり、子供達が使うためのスタディーコーナーであれば、リビングやダイニングの一角にカウンターを造作するパターンが子育てファミリーには大変好評です。大人は時々拝借する程度…なら、団らんの場に設けるのがおすすめです。

主に大人が使用するなら、家族とのワンクッションを

旦那様や奥様専用の場所…と限るのであれば、家族との程よい距離感を保てる場所を考えてみましょう。例えば、1階に設けるなら「リビングから少し離れた場所」。キッチンの奥など、団らんの場所と距離を保つことで、仕事をする方は集中でき、リビングで寛ぐ家族は気兼ねなくテレビを見たり、会話ができます。また、2階ホールに設けることも一案で、家族共通のワークスペース、ファミリーライブラリーなど、フレキシブルな使い方ができます。

本格的なワークスペースなら独立型を

よりプライベートなスペースを希望する方は、子ども達の横槍が入りにくく、オンオフの切り替えがしやすい2階主寝室の一角がおすすめです。少し遊び心を加えた例をあげますと、吹抜けの高さを調整して、上部をスキップロフトとして利用する空間活用も提案しております。階段を数段上がると書斎空間が広がり、自宅にいながら仕事へモードに切り替えることができると喜ばれております。可動式の棚を設けて資料や書類を整理したり、大きな窓を設けて採光を確保し、立地条件によっては景色を楽しむこともできます。1階からの音も気にならないため、オンライン会議なども安心して行えると思います。

まとめ

山本さん、ありがとうございました。本当に便利な「ワークスペース」があれば、仕事もプライベートも、今以上に充実しそうですね。ライフスタイルや家族との距離感など、じっくり考えて、要望を伝えてみましょう。

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