毎日使う「住まい」こそ、環境問題に直結する事柄が多いものです。宮城県仙台市でも「ワケルくん」というキャラクターが市民に対して、ごみ分別やごみの減量をうたいかけ、ごみ問題に目を向けるような取り組みがなされています。家を建てる際に、環境対策につながる設備を設置したいと考えている方、自然と共に生きる暮らしを送りたい…と思っている方へ、今回はごみ減量につながる「ディスポーザー」についてご紹介したいと思います。
ディスポーザーって?
家づくりを検討し、色々調べていく中で「ディスポーザー」というワードを聞いたことがある方も多いでしょう。ディスポーザーとは「生ごみを砕いて水に流す装置」のこと。キッチンに設置して内部にあるブレード(破砕刀)が生ごみを細かく粉砕してくれるので、シンクに生ごみを捨てると、なんとそのまま水で流すことができる設備なのです。新築マンションでは標準装備されているところも増えています。
戸建ての場合は、後付けも可能ですが、検討されているなら新築の際に設置しておくことをおすすめします。
ディスポーザーのメリット
生ごみをすぐに処分できるディスポーザー。様々なメリットがあります。
- 生ごみを溜めることなく処分できるため臭いが気にならない
- 害虫の発生を抑制できる
- シンク内に三角コーナーや生ごみ入れが不要
- その場で生ごみが処分できるため、家庭ごみを減らせる!
- 環境にも優しい!
環境にはいいの?悪いの?
生ごみを排水溝に流す…。一見すると環境に悪いイメージもありますが、ディスポーザで水と一緒に細砕かれた「生ゴミ」は浄化してから 川や海に戻すため、環境汚染には繋がりません。(トイレの下水と同じですね)
焼却によって水分を多く含んでいる生ゴミを処理するためには、相当なエネルギーが必要です。生ゴミを粉砕して下水に流すことで、むしろ環境問題への抑制にもなってくれます。一家庭のディスポーザーで生ゴミを大幅に減らせるわけではありませんが、環境問題へ貢献しているといっていいでしょう。
ディスポーザーのデメリット
一方、良いことの方が多いディスポーザーですが、デメリットもチェックしておきましょう!
- 処理できない生ごみもある(機種にもよりますが、とうもろこしの芯、大きめの種、肉や魚の骨、貝、甲殻類の殻、卵の殻なども注意が必要です)
- 排水処理設備が必要
- メンテナンスが必要
ディスポーザーは生ゴミを砕いて排水しますが、そのまま下水に流すことができず、「排水処理システム」を通す必要があり、設置工事が必要です。これは各自治体で規定があるため確認が必要ですね。。
費用のめやすは?
家庭用のディスポーザーの価格は、5万円前後~10万円前後。平均的な相場は7万円前後といわれています。加えて取り付け費が2万円ほど。ランニングコストでは電気代、水道がプラスになる他、定期的なメンテナンスや修理費も念頭においておく必要があります。
自治体によっては、補助金がでるところもあります。(現在、宮城県ではディスポーザーの補助金情報が見当たりませんが、今後補助金対象にならないか注目していきましょう)
ディスポーザーを設置できない場合の選択肢も
ディスポーザーの設置が認められていない地域、排水処理システムが設置できない場合は、据え置きタイプの生ごみ処理機という選択肢もあります。
他にも、生ごみを有機肥料に変えてくれる「コンポスト」をお庭に置く方法もあります。よく耳にする呼称「コンポスト」は実は「堆肥」のことであり、コンポスト化させる容器のことを「コンポスター」と呼びます。
家事負担軽減にも!?
いかがでしたか?少しでも地球環境に優しい暮らしを送りたい、環境問題に貢献したい…、もしくは単純に「生ごみ処理をラクにしたい!」、そう考えている方も、ぜひ「ディスポーザー」の設置も検討してみてはいかがでしょう?ごみを分別して生ごみをまとめたり、三角コーナーのぬめりを掃除したり…そんな見えない家事も減るため、忙しい共働き夫婦の家事負担軽減にもつながりそうですね!
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