家の気密性はどこを見ればいい?

冬暖かく夏涼しいに暮らしたいと思っていてもモデルルームの見学だけではその肌感覚を味わう事はなかなか難しいのが現実。過ごしやすさというのは家の気密性や断熱性と大きな関わりがあります。今日はその気密性について考えていきたいと思います。

気密性能って?

■被写体のクレイアートは、この素材の製作者が作ったオリジナルの小道具です。

気密性は隙間をなるべく減らし、密閉に近い状態にすること。その性能は床面積1㎡当たりの隙間面積「C値」が参考になります。高気密住宅にしたければ、高品質な寸法の誤差が少ない建材を使用したり、建材の接合に気密テープや気密シートを使うことでその性能を上げていきます。そのために、専門性の高い技術で組み上げたり、建材も通常より多く必要になるため、コストも工期もかかるようになります。しかしこれらのことを含めても十分に気密性のよい家にした方がいい理由があるので4点紹介します。

快適な室内空間

気密性が高まると、冷暖房効率が上がり、室内温度を快適に保ちやすくなります。また、省エネルギーで済むようになるため、結果的にエアコン等の光熱費を抑えることができるようになります。また居室と洗面台などエリアをまたいでも比較室温の差が生まれにくいので、ヒートショックなどの発生も抑えられ、高齢の方も安心して生活しやすくなります。

断熱材の効果を上げる

断熱材というのはあくまで熱の移動を遮るものであり、そこに隙間があればいくら断熱材に良いものを使っていても意味をなしません。そこでサッシなど気密性の良いものを利用しながら断熱材も使用することで、熱交換が起こりにくくなり、断熱の効果を十分に発揮させることができるようになります。

壁の内側の劣化を遅らせる

冬場、室内と外気の気温差が大きくなるため、結露が発生しやすくなります。気密性があまり良くない隙間の多い家ですと、室内の湿気が壁の中に流れ、壁の内側で結露してしまうケースもあり得ます。壁の内側は普段目に見えないため、結露によってびしょ濡れになってしまいます。その状態を放置すると建材が腐ったりカビが生えたりして、住宅の老朽化が進んでしまうことに…そんなときでも気密性が高ければ、室内の湿気が壁の中へ流れていってしまう心配もありません。

嫌な臭いを防ぐ

室内にはさまざまな物質が漂っています。これらを屋外へ排出するために定期的な換気が必要になるのですが、家の中に気密性の高い場所と低い場所が混在していると、効率よく換気が行えません。すると室内の物質が溜まってしまい、嫌な臭いを発生する原因となる場合があるのです。住宅の気密性を均一にそして高くすると、このような換気のバラつきを防いで嫌な臭いの発生を防げます。

気密が招くデメリット

一方、気密性が高いことによって起こるデメリットもありますので合わせて見てみましょう。

熱がこもりやすいことも

家の造り付けよっては夏の強い日差しによる熱がこもりやすい傾向があります。ひさしの大きさや遮熱窓を使うなど建材を工夫することで、高気密のデメリットをカバーできるでしょう。

湿気のこもりやすさ

2003年の改正建築基準法で住宅は24時間換気システムの設置が義務づけられています。気密性が高くなければ、換気はうまくいきません。気密性能をリフォームで向上させるのは難しいので、購入・建築するとき、あらかじめよく確認しておきましょう

いかがでしたか?

気密性は気づきにくいところですが、よく考えて損がないポイントがたくさんあったと思います。住宅メーカーなよっても気密性の良い家のタイプが異なってくるので、ぜひ調べたり相談したりしてみてくださいね!

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