外観は「住まいの顔」といわれます。外観デザインに加え、外壁、玄関ドア、屋根の形はもちろん「屋根の素材」でも印象は大きく変わります。屋根の素材の選ぶ際は、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンスなどの機能性についてもメリット・デメリットを知っておくと役立ちますよ!
屋根材には沢山の種類がありますが、日本で使用されており、宮城県や仙台市でも一般的な素材について、価格・デザイン・耐久力・メンテナンスの観点でメリット・デメリットをご紹介します。
日本瓦
日本瓦とは、粘土をある一定の形に焼き固めたもので、屋根葺き(かやぶき)に用いられている建材の中でも代表的なもの。主に日本家屋で使用されています。
日本瓦のメリット
・耐久性が優れており長持ちする
・コストパフォーマンスが高い
・不燃材料であるため、遮音性や断熱性にも優れてい
日本瓦のデメリット
- 耐震性の低い建物では地震の瓦が崩れることも…
- 日本瓦を扱える職人が少ないため、メンテナンスなど工事をする際には高額になる可能性もある
セメント瓦
セメントでできた瓦の形をした屋根材のことです。セメントと川砂を重量比で1:2~1:3で混ぜたモルタルを型に入れて成形し、塗装したもので、以前は多くの住宅で使用されていました。
セメント瓦のメリット
- 耐久性が高く、耐用年数は約30年以上といわれている
- バリエーション豊富な形とカラー。フラット、和風、洋風などの形があります。
- 施工しやすい
- 日本瓦より安価
セメント瓦のデメリット
- 比較的衝撃に弱く、割れやすい
- 防水性を高めるには塗装が必要
スレート
日本で一番主流の屋根材です。粘板岩を板状に加工した薄くて軽い屋根材です。主にセメントで作られた化粧スレートと、天然石で作られた天然スレートがあり、化粧スレートが一般的です。
スレートのメリット
- 形・カラー・模様のバリエーションが豊富
- デザインの自由度が高い
- 軽くて耐震性も高い
- 施工しやすくどの業者でも工事ができる
- 化粧スレートなら、他の屋根材に比べて安価
スレートのデメリット
- 割れやすく耐久性が低め
- 雨風に弱く隙間から雨水が入りやすい
- カビやコケも生えやすく、定期的なメンテナンスが必要
- 天然スレートは高価なものも
トタン
トタン薄い鋼板に亜鉛をメッキした屋根板材のこと。住宅だけでなく倉庫や工場などでも使用されています。
トタンのメリット
- 軽量で最も安価で工期も短く済む
- 塗装で好きなカラーに変更することができる
- 耐震性が高い
- 屋根の継ぎ目が少なく雨漏りしにくい
トタンのデメリット
- 耐久性・断熱性・遮音性が低い
- 経年劣化でメッキが剥がれるとサビが出てくる
- 10年に一度は塗装が必要
- 雨音がうるさい
- 職人の技術力が求められる
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%のアルミ亜鉛合金をメッキした鋼板です。トタンやメッキに比べ約4倍の防錆性があります。
ガルバリウム鋼板のメリット
- 金属なのに錆びにくい
- 金属なのに軽い(日本瓦の約1/6の軽さ)
- 雨音が響きにくい
- 独特な模様やカラーを選ぶことができ、デザイン性も高い
- 耐久性・耐震性も高く、メンテナンスの手間も抑えられる
ガルバリウム鋼板のデメリット
- 断熱性・遮音性があまり高くない
- 施工の難易度が高く、施工費用は高めに
特徴を知って最適な選択を!
屋根の素材にはそれぞれメリット・デメリットがあります。各屋根素材の特徴を理解した上で、外観デザインも考慮しながら素材選びをしてみましょう!宮城県・仙台市での家づくりの参考にしてみてくださいね。
宮城県・仙台市での家づくりに関する相談は建てる窓口へ
今回ご紹介させて頂いた内容についてもっと詳しく知りたい方、ぜひ「建てる窓口」へご相談ください。
「建てる窓口」は、宮城県・仙台市など宮城県内全域で家づくりを検討している方向けの無料相談窓口です。宮城県内イオンモール2店舗(新利府南館店、富谷店)でご相談頂けます。お気軽にお問合せください。
詳しくはこちら