査定の流れ・仕組み

家を売る際は、不動産会社に依頼しなければなりませんが、その前に「査定」を行う必要があります。いくらで売ることができるのかを知るため、そして、どこの不動産会社に依頼すればいいかを検討するために行う「査定」について、流れや仕組みについて解説します。

宮城県・仙台市で査定をお考えの方、ぜひご一読ください。

家を売る基本的な流れ

家を売るためには、家を「査定」して販売を依頼する不動産会社を決めて媒介契約を結び、その不動産会社が買い手をみつけて、その買い手と販売契約を結んで引き渡すというのが一般的な流れになります。
「査定」は販売を依頼する不動産会社を決めるための重要な作業になります。

「査定」を依頼する前に

家を売ることを決断したら、まずはその家のおおよその価値を調べましょう。家は所在する地域の特性、形状、接道、方角など様々な要因によって価格が決まります。インターネットなどの不動産広告で同じような物件を探して参考にすると良いでしょう。
一戸建ての場合は、土地の価格が重要になります。土地の価格は国土交通省の土地情報システムで売買事例を知ることができます。
建物の価格は築年数によって大きく変わり、約20~25年で評価が0円になってしまいます。それより築年数が浅い場合は、その年数に応じて評価されます。近年は年数に加えて建物の品質の評価も反映されているようです。

「査定」は複数社に依頼を

大まかな価格が分かったら、実際にどれくらいの金額で売れるのかを知るために不動産会社に査定を依頼します。査定は必ず複数の不動産会社に依頼しましょう。不動産会社はそれぞれ特色があり、強みや評価基準も違ってきます。自分達が納得できる価格を提示してくれるかだけでなく、売りたい家のある地域に詳しいか、家を探している顧客をどれくらい持っているかなど、総合的に考えて不動産会社を選定するとよいでしょう。

査定には基本的な情報だけで評価する「簡易査定」と実際に売り出す金額を決める「訪問査定」があります。簡易査定は、インターネットの一括査定サイトなど簡単にできる査定です。サイト上で基本情報を入力するだけで、複数の不動産会社から価格の提示を受けることができます。この簡易査定で金額の提示があった不動産会社から2、3社を選んで、訪問査定を依頼すると良いでしょう。

訪問査定を依頼する際には、公的な書面などの資料があると金額算出がスムーズに進みます。
査定を依頼する前に

  • 登記事項証明書(登記簿謄本)
  • 地積測量図面
  • 固定資産評価証明書

を用意しておくとよいでしょう。
地積測量図面は法務局で、固定資産評価証明書は市役所等で入手が可能です。

査定でチェックされること

査定の依頼を受けた不動産会社は、現地や役所に出かけて調査をします。

調査する内容は

  • 建物の目視状況
  • 境界標・越境、土地形状や日当たり
  • 前面道路の種別・幅員
  • 都市計画上の規制
  • 上下水道・ガス等の整備状況

などです。

不動産会社は建物の築年数や状態だけでなく、その家のある地域の特性をしっかりと調査して、査定価格を導き出します。

不動産会社の選定は価格以外も重要

調査後、各社から査定価格が提示されたら、不動産会社を選定します。査定金額提示の際には、売却までの広告計画など販売活動の詳細を記載した販売計画書も提示されます。
不動産会社の選定は、査定価格だけでなく、その物件の魅力を理解してくれているか、希望に合った販売計画になっているかなど、総合的に判断する事が大切です。

そして、家の販売をお願いする不動産会社を決めたら「媒介契約」を結び、販売業務を依頼します。

まとめ

家を売る際に必ず行う「査定」の流れについて解説しました。
査定で大切なのは、その家の総合的な価値を知ることです。複数の不動産会社から査定してもらうことで、自分自身では気付くことができなかった家の魅力やそのエリアの特性を知ることができるでしょう。不動産会社を選択する際も様々な視点を持って検討することが大切です。
より納得のいく価格で販売できるよう、査定から慎重に進めていきましょう。

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