家づくりは、今も昔も変わらず、一生に一度の一大イベントですね。そんな家づくりだからこそ受け継がれてきた、家を建てるときの大切なしきたり「地鎮祭」と「上棟式」についてご紹介していきます。
「地鎮祭」とは?
「地鎮祭」は、その土地に住む神様を祝い敷地を清めることで、何事もなく無事に建物が完成し、そこに長く住み続けることができるように祈る儀式です。宮城県仙台市でも一般的には建築会社主催で神社の神主さんを招いて行う儀式ですが、家庭によって仏式やキリスト教式で行うケースもあります。
「地鎮祭」を行う時期は?
一般的には、建築に関して縁起の良い「十二直」に行います。十二直は冠婚葬祭の場合の「六曜」と同じ位置付けです。「地鎮祭」の日程は、工事が始まる前の三隣亡と不成就日を外した十二直のなかの建築吉日(建/満/平/定/成/開)から選定します。
「地鎮祭」の流れは?
まずは神主が参列者を祓い清め、神様を祭壇に招き神様にお供えものを捧げます。次に、神主が祝詞を唱えて土地の四隅に米・塩・酒をまき、刈初の儀、鍬入れの儀、鋤初めの儀を執り行います。その後、玉串を祭壇に捧げ、お供えものを下げて神様にお帰り頂きます。最後に、お神酒で乾杯し、お供えもののおさがりを皆で頂くというのが一般的な儀式の流れです。※地鎮祭の一般的な流れをご紹介していますが、土地の慣習によって内容が異なる場合があります。
「上棟式」とは?
「上棟式」は、「棟上げ」や「建前」とも呼ばれています。家の棟木を上げる際に施主が職人に対して感謝の気持ちを表す儀式です。地鎮祭と異なり、お祝いとしての意味合いが強い為、神主さんを招かずに工事に関わった人で集まって執り行うケースがほとんどです。
「上棟式」を行う時期は?
「上棟式」を行う時期は、地鎮祭同様に、十二直にあたる建築吉日(建/満/平/定/成/開)を選定します。儀式のタイミングは建築工法によって異なっており、「木造軸組工法」の場合は棟木を棟に上げた時、「鉄骨造」の場合は鉄骨工事が完了した時、「鉄筋コンクリート造」の場合は躯体コンクリートの打ち込みが終了した時に執り行われます。
「上棟式」の流れは?
最近は、略式で行うケースも増えているので、一般的な流れをご紹介します。まずは、建物の四隅に酒・塩・米をまき上棟の儀を執り行います。次に、施主による挨拶、設計者による挨拶、施工業者による挨拶を行い、乾杯をします。最後に、工事に関わっている職人さんたちへご祝儀を渡して、手締めを行いお開きとなります。※上棟式の一般的な流れをご紹介していますが、土地の慣習によって内容が異なる場合があります。
まとめ
土地の慣習や家族の考え方にもよりますが、家づくりの過程において「地鎮祭」や「上棟式」は、きっと素敵な思い出になるはずです。宮城県・仙台市でも家を建てる際にぜひ検討してみてくださいね。
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