「建売住宅は欠陥住宅が多い」と思っている方がいらっしゃれば、それは一昔の話。そのイメージは、戦後の日本において「安価で低品質の建売住宅」が大量供給されたことが背景にあります。
現在では耐震基準の見直しや、新築戸建てに対する売主業者の責任などが変わり、品質の良い建売住宅が多く建設され、実際にハウスメーカーが手掛けるローコスト住宅よりも品質が良い建売住宅も増えているくらいです。
しかし、いまだに一部では欠陥住宅や購入後のトラブルも少なくありません。
今回は「住んでから後悔しない建売住宅」を購入するために、よくある欠陥やリスクについてまずは知っておきましょう!
安い建売住宅にありがちなリスク
もちろん、低価格=欠陥住宅ではありませんが、安さゆえの不安もあります。欠陥住宅の事例、欠陥住宅とまではいかなくても「住み心地が悪い」ケースなど、いくつかご紹介します。
家が傾いていた
建売住宅の購入後に家が傾いていることがわかり、建売業者とトラブルになることも。傾いている場所に長期間住むことにより、めまいや頭痛、睡眠障害に陥ることがあるため避けなくてはなりません。
入居後に雨漏りが発覚
入居後に雨漏りが発覚した場合、補修費用が莫大になる可能性も。雨漏りのリスクは、居住部分以外にも、住宅内部の木部や柱の腐食を引き起こす可能性が非常に高いので要注意です。
シロアリの害
シロアリによって住宅内部の柱や主要部分に被害があると、建物倒壊リスクがあり、シロアリの害が深刻な場合、補修に多額の費用が必要となります。シロアリの害が一度でも発生した家は、売却時に申告する必要があり、買い手が見つかりにくくなる場合も。
採光性・通気性が低い
隣地との間隔が狭い、窓が少ない場合は、日中薄暗いのではせっかくの夢のマーホームの快適さも半減。部屋数が奥手も「納戸」「サービスルーム」と表示された空間は、居室本来の環境になく、窓がないことで採光性・通気性が低い場合も。風の通り道が確保されていない間取りも注意が必要です。
防水処理が手抜き
例えば半地下になっている建売を例にあげると、防水処理がなされていないと、雨水や地下水が建物に侵入してしまうことも。道路からの流入、排水処理が考慮されているか…なども防災の観点からチェックが必要です。
冬は寒く、夏は暑い。冷暖房効率が悪い
親子のコミュニケーションが増えると最近人気のリビングイン階段+吹抜けを採用している間取りは、一見開放的で素敵ですが、冬は暖かい空気が上に逃げ、夏はその逆に…。冬はかなり寒く、夏は暑くい不快な空間で、冷暖房効率も下がり光熱費がかさんでしまうことも。
大手ハウスメーカーとパワービルダーの違いは
このようなリスクを回避するために、信頼できそうな大手ハウスメーカーが分譲する物件を購入しようと真っ先に考えると思います。しかし大手ハウスメーカーの建売住宅は、広い土地+標準仕様の家が多く、住み心地はいいけど、値段は高めで、物件数も多くはありません。
建物を建てることが主な仕事であるハウスメーカーと、低価格住宅を得意とするパワービルダでは、家づくりや価格に違いが出るのは致し方ありません。もちろん、一概に「安かろう悪かろう」ではないのも事実です。「この建売は大丈夫?」と、悩んだ際には、家づくりについてのアドバイザーが揃う「建てる窓口」で気軽にご相談ください!
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