寒い季節になると注意したいのがヒートショック!今回は、ヒートショックを起こさない為にも、建てる際にできるリスク対策や家づくりの工夫についてご紹介していきます。
ヒートショックが起こる仕組み
ヒートショックとは、急激な温度変化がもたらす血圧の変動によって、身体に大きなダメージを与える健康被害です。暖かいリビングから暖房などが効いていない寒い浴室、脱衣室、トイレなどに移動する際に起こりやすく、特に11月~2月の寒い時期に起こりやすいと言われています。
ヒートショックを防ぐには?
10度以上の温度差がある移動で、ヒートショックのリスクが高まると言われています。脱衣室や浴室だけでなく、廊下や寝室などにも暖房を設置することで、急激な温度変化を最小限に抑えられます。最近では壁掛けで簡単に取り付けが可能なコンパクトな小型暖房機も販売されているので、ヒートショックの対策として導入するのもおすすめです。
入浴時に気を付けたいこと
ヒートショックを起こさない為にも、入浴する際は熱~い湯船に浸からないのもポイント!特に寒い日は、熱めのお湯を好まれる方も多いかもしれませんが、温度の上げすぎには注意をしましょう。冷えた体の状態で入浴をすると血圧が急上昇し心臓に大きな負担がかかります。
入浴の5分程前から浴槽のフタを開けておいたり、シャワーでお湯をはるなどして、浴室を暖めておくとヒートショックのリスクを軽減することができます。特に高齢者の方の入浴時は、前述以外にも家族がこまめに様子をみてあげると安心かもしれませんね。
家づくりでできる対策は?
家の中を移動するとき、急激な温度変化による影響を防ぐためにも、極力温度差のない住まいづくりを心掛けることが大切です。
断熱性の高い住宅にする
住まいの断熱性能を高めることが、ヒートショック対策の基本となります。高断熱住宅は、外壁と床下・天井裏などに断熱材を充填させることによって断熱効果を高め、住まい全体の断熱性能を上げるものです。外気温による影響を受けにくいという特徴があり、ヒートショック対策として、とても有効な住まいと言えます。
床暖房を設置する
足元からじんわりと温めてくれる床暖房は、室温を極度に上げなくても快適に過ごすことができます。そのため、他の部屋との温度差も少なく、ヒートショックのリスクが軽減されると言われています。
断熱性の高い建具を選ぶ
せっかく暖かくなった室内も、どうしても窓やドアの開口部などから熱が逃げてしまいます。少しでも室内の熱を外へ逃がさない為にも、窓やドアを選ぶ際は、断熱性の高いものを選ぶのがポイントです。
全館空調システムを設置する
全館空調は、住まい全体の温度管理や換気などを一括して管理するため、家中の温度を均一にし温度差のない快適な暮らしを叶えてくれてます。暖かいリビングから寒い廊下へ…なんてこともなく、寒暖差のない暮らしを実現してくれるので、ヒートショックも防ぐことができます。
まとめ
これから新築を考えている方は、ぜひ将来を見据えたヒートショック対策に最適な住宅設備を選んでみてはいかがでしょうか。いつまでも健康で安心して暮らせるよう、心地よくあたたかな住まいを手に入れましょう。
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