「天窓」と聞くと、昼はあたたかな陽が差し込み、夜は星空を眺めたり月明かりが楽しめる、そんな素敵なイメージを持たれている方も多いはず。今回は天窓を検討されている方に向けて、天窓のメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
天窓(てんまど)とは?
窓にもたくさんの種類が存在し、用途やデザインによって使い分けされます。トップライトやスカイライト、ルーフ窓とも呼ばれる「天窓」は、建物の屋根部分に取り付けられた窓のこと。採光性、通気性にも優れている窓としても挙げられ、天窓の通風は通常の4倍の効果があると言われています。
天窓の種類
天窓の種類として、主に開閉ができない「固定式」と、開け閉めが可能な「開閉式」の2種類です。
「開閉式」には、手動と電動タイプがあり、電動タイプの中にはタイマー式で閉まるものや、雨を感知して閉めるセンサー機能も存在します。
天窓のメリット
おしゃれで採光性の高い天窓には沢山のメリットがあります。簡単にまとめてみました。
たくさんの採光を取り入れられる
天窓の最も大きなメリットは、何と言っても採光の良さ!住宅における光の種類は、直接入ってくる「直射光」、太陽光が地面などから反射して入ってくる「反射光」、直射光が雲などで拡散・反射した「天空光」の大きく分けて3種類に分類されます。
その中でも「直射光」や「天空光」は屋根面に多く当たるため、屋根に設置されている天窓は、壁面の窓と比べてもより強い明るさが得られるのです。
風通しが良くなる
開閉型の天窓を付けることで、室内の風通しを良くするというメリットがあります。室内の暖かくなった空気を天窓から逃がしてあげることで、空気の流れが室内に生じるためです。
通風が良いと夏場の節電にも繋がるので、電気代が高騰している昨今、経済面でもとても助かります。
プライバシーが守られる
天窓は、壁面の低い位置にある窓に比べてもプライバシー性に優れています。空に向けて開けているため、室内をのぞき込まれる心配もなくプライバシーの確保や防犯の効果も!住宅密集地でも視線は空へと抜けるおかげで、心地よい開放感と広がりを感じることができます。
天窓のデメリット
天窓にはメリットがたくさんありますが、デメリットに感じてしまう時も。いくつかご紹介します。
暑さや眩しさが気になる
天窓を取り付けると日当たりが良くなるため、多くの光を取り入れやすい半面、室内が熱くなったり眩しく感じることもあります。何も対策をしていないと室内が非常に高くなってしまうので、暑さ対策としてはブラインドを活用したり、暑さを緩和する高性能のガラス素材を採用するようにしましょう。
メンテナンスが大変
高い位置にある天窓は、掃除やメンテナンスがしにくいというデメリットがあります。汚れが目立ってきた時に気軽に掃除ができないため、少し不便に感じてしまうかも…。通常は専門の業者に依頼をする方法しかないので、メンテナンス面を重要視するのであれば、要検討した方が良さそうです。
雨音が響く
天窓は屋根にあるため、雨音が響きやすくなります。人によっては寝室や書斎などは音が気になって睡眠の妨げや仕事に集中できなくなるかもしれません。天窓を取り付ける時は、位置を慎重に考えることが大切です。
どこに取り入れるのがベスト?
採光目的で考えるのであれば、北側や東側に導入するのがおすすめです。また、暗くなりがちな廊下や玄関にも、天窓を設けることで明るい空間を演出することができます。
ランドリーコーナーに取り入れれば、外部からの視線を気にすることなく快適に部屋干しをすることができ、天窓からは陽射しが差し込み、室内は明るく開放的!通気性も良く、すぐ洗濯物も乾くため、気持ちよく洗濯ができそうです。
まとめ
今回は天窓についてご紹介しました。新築に天窓を検討される方は、デメリットもしっかりと把握した上で天窓を上手に活用し、採光性や通風性に優れた素敵な住まいを実現させてくださいね。
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