住宅用の土地の中で、最も人気があるのが角地です。
人気があるということが、たくさんのメリットがあるということですが、具体的に何が良いかを理解していますか？ デメリットは無いのでしょうか？
土地購入に向けて悩まれている宮城県・仙台市の方、今回は角地のメリット・デメリットを解説します。
目次（本記事の内容）
角地とは？
角地とは、２つ以上の方向の道路に接している角の土地のことを言います。
２面以上道路に接していることから、一般的な土地とは違った特徴があります。
角地のメリット
角地には様々なメリットがあります。具体例を５つ紹介します。
日当たり・風通しが良い
角地は道路に面している２つの方角から光が入るため日当たりが良いというのが最大のメリットと言えるでしょう。土地の南側が道路に面していれば、家の中に光が入る時間が長いので、明るいリビングや居間を作ることができます。
また、角地は隣の土地と接する部分が少ないため風通しもよくなります。
但し、接している道路の幅が狭い、周辺に大きな建物があるなど、日当たりが良くない場合もありますので、周辺の環境をしっかりチェックしましょう。
間取りの自由度が高い
角地は日当たりが良いことから、一般的な土地に比べて間取りに対する制限が少なくなります。
２つの方向から光が入る土地であれば、リビングや玄関などの設置場所をどちらかの方角から選ぶことができるでしょう。オリジナルの間取りで家を建てたい方にとって、間取りの自由度が広がることは大きな魅力です。
建ぺい率10％増しの場合も
角地は、その他の土地に比べて建ぺい率の制限が緩和されている場合があります。自治体によりますが、10％割増の地域が多いようです。
角地を選べば、他の土地より10％広く家を建てられるかもしれませんので、その地域の建築条件を確認しましょう。
自然に防犯対策ができる
角地は２つ以上の方向が道路に接していて人目に付きやすいことから、空き巣に狙われる可能性が低くなります。家を空けることが多い家族は、角地だとより安心して暮らすことができるのではないでしょうか。
資産価値が下がりにくい
角地は日当たりの良さや建ぺい率の緩和などのメリットが多く、人気があることから資産価値が大きく下がることがありません。将来、売却することになった場合に売れやすく、売却価格も期待できるでしょう。
角地のデメリット
メリットが多く、人気の角地にデメリットはあるのでしょうか？
角地をお探しの際は、チェックしておくとよいでしょう。
日当たりが良すぎることも
日当たりの良さが魅力の角地ですが、日が入りすぎる場合もあるようです。
特にも夏は、強い日差しで室内が暑くなってしまうこともありますので、部屋や窓の向きに注意が必要です。冷房費が高額にならないよう、断熱性能に優れた建材を使うこともオススメします。
騒音や視線が気になる
２つの面が道路に接しているため、交通量が多い場合や人の往来が多い場合は、騒音対策が必要になるかもしれません。人通りが多いと、通る人の視線が気になることも。
騒音対策や目隠しができる塀やフェンスなどの設置を検討するとよいでしょう。
交通事故に注意を
交通量が多いところでは、駐車スペースから車を出すのが難しい場合があります。
また、自身の車に関わる事故のリスクが高まるだけでなく、他者の車が敷地に入ってきたり、塀やフェンスにぶつかる可能性もあります。
角地を選ぶ際には接する道路の交通量は必ず確認しましょう。
建物の高さを制限される場合がある
地域によっては、角地の建物の高さに制限を設けている場合があります。「斜線制限」というもので、建物の日当たりや風通しを確保するための制限です。
土地を探す時は、その土地の建築制限の確認もお忘れなく。
人気があるから価格も高い
角地は人気もあり、資産価値も高いことから、土地の価格も高くなる傾向があります。
土地を購入して所有すると、固定資産税の支払いが発生します。固定資産税は、その土地の価値に合わせて税額が決まるため、資産価値が高くなる角地は固定資産税も高くなるので注意が必要です。
まとめ
人気の角地について解説しました。
2つの方向から光を取り入れることのできる角地は、自由な間取りの家を建てたい方には特にもオススメの土地と言えるでしょう。
しかし、様々なメリットが手に入る分、購入と維持にかかる費用も高くなる傾向があります。また、日当たりが良すぎる場合の対策や防音・目隠しの対策が必要になるかもしれないことも注意が必要です。
角地を探す際にはメリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解して検討しましょう。