鳥のいる暮らし・鳥を飼う家づくり

犬や猫と共に、ペットとして昔から人気がある「鳥」。種類にもよりますが、鳥は犬や猫よりも飼うために必要なスペースも小さくて済み、お世話にしても、ケージをお掃除したり、水や餌を交換するだけ。お散歩の必要もないため、忙しい人でも比較的飼いやすいといわれています。

今回は、新しい住まいで「鳥を飼ってみたいな」と考えている方のために、住まいづくりのアイディアをご紹介します。

犬猫に並んで「鳥」も人気のペット

お世話が楽な鳥は、人の手や肩にのったり、言葉を覚えたり、人とのコミュニケーションも大好き。様々なライフスタイルに対応してくれる癒しのペットとして人気が高まっています。

小型から中型の鳥…、セキセイインコ、文鳥、ジュウシマツ、オカメインコ、キンカチョウ、カナリアなどがペットとしてよく飼われている種類です。

その他、最近ではフクロウカフェの影響で、ペットとしてフクロウやオウム、ヨウムなど中型~大型の鳥を飼っている方いらっしゃるようです。

必要なのは、まず鳥かご(ケージ)

鳥を飼うために必要なものといえば、鳥かご=ケージです。鳥がきちんと羽を伸ばせる大きさが理想で、数匹飼うのであれば、さらに大きなものが必要です。下記がサイズの目安となります。

  • 小型の鳥(セキセイインコや文鳥など)…約35cm×35cmの鳥かご
  • 中型の鳥(オキナインコやオカメインコなど)約…45cm×45cmの鳥かご
  • 大型の鳥(オウムなど)…約50cm×50cmの鳥かご

まずは、このくらいのサイズが置ける場所を確保しましょう。鳥かご置場を決めて棚を作ってもらったり、お部屋に合わせてケージを造作…なども対応してくれる工務店さんもあるかもしれませんよ。

風通しが良く、静か。でも家族のそばで…

ケージを置く場所はなるべく部屋の真ん中以外、エアコンの風が当たらず、直射日光が当たらない、鳥が落ち着いて過ごせる場所が理想です。中心部に置くと、落ち着けるスペースがなく、鳥たちがストレスを感じてしまいます。音に敏感な種類も多いため、テレビの近くは避けましょう。鳥は暑さや寒さに弱いため、なるべく温度が変わらない場所を選びましょう。窓際やドアの開閉が多い玄関先も不向きのようです。

ケージを置く高さも注意を

お部屋の下部(床の直置きなど)は、暖気があがってしまうために寒くなりがちなのであまりおすすめできません。もちろん、鳥の種類によって、好む室温が異なりますので、鳥を飼う際にはその鳥の特徴をよく教えてもらい、ケージを置く高さにも注意しましょう。

放鳥を楽しむ空間づくりを

お散歩不要の鳥ですが、毎日決まった時間にケージから出し、部屋の中を自由に放鳥させてあげることが必要です。鳥たちの運動不足やストレスの解消になります。

天井高や吹抜けの注意点

天井の高い部屋や吹き抜けは、のびのび飛べるので鳥たちの格好の遊び場となります。ただし、高いところに着地できる場所があると、なかなか降りてこない時や、糞をしてしまった時は掃除が大変です。掃除が行き届かない場所が定位置となってしまわないよう考えましょう。

止まり木をつけよう

猫ちゃん用にキャットウォークをつける方もいますが、鳥を飼うなら「止まり木」を複数用意してあげてはいかがでしょうか。放鳥した際に、「掃除がしやすく、目が行き届く」場所が定位置になるように計算をして「止まり木」を設けると、人も鳥もストレスなく遊ぶことができます。

鳥を飼うための家づくりのポイント

家づくりの際に、鳥を飼う際にさらに快適になる+αのポイントをご紹介します。

掃除がしやすい床材に

鳥は基本にトイレの躾ができないため、放鳥した際にふんをしてしまうことがあります。また、羽の生え変わる時期には、「脂粉」と呼ばれる白い粉が散るため、床材はカーペットではなく、お掃除がしやすい材質を選びましょう。

防音対策

小さなインコやおとなしいフクロウなどは心配ないのですが、オウムや大型のインコは鳴き声(おたけび)がとても大きいため、防音対策が必要になることも。ケージの周りをアクリル板で囲って対策もできますが、大型の鳥を検討されているなら、予め防音対策を検討すると安心です。

温度、湿度、空気環境

生息地が異なれば、適した温度、湿度も異なります。その鳥の種類にとって最適な環境を把握して飼うようにしましょう。インコ・オウムは気管支があまり強くないといわれているため、空気環境は常にきれいにしておくことが大切です。暑さ、寒さに左右されず、一定の温度が保てる室内環境をできる限り提供してあげましょう。

日光浴ができる環境を

フクロウなどの夜行性の種類もいますが、人間と同じように夜に寝る種類の鳥が多いので、夜は暗くなるお部屋かケージを覆うなどで工夫し、昼間は1日30分から1時間の日光浴をさせましょう。窓の近くに止まり木を設けてもいいですね。

まとめ

いががでしたでしょうか。今回紹介した鳥をはじめ、宮城県仙台市でも新しい住まいでペットを飼いたいと考えているのであれば、せっかくですから「ペット仕様」の家づくりを取り入れてみてはいかがでしょうか?暮らしがもっと楽しくなりますよ。

宮城県・仙台市での家づくりに関する相談は建てる窓口へ

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