生活環境を変えたい、利便性の高いところに住みたい…など、様々な理由から家の買い替えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家を買うこと自体大きな決断と負担が必要なことですから、新たに家を買っての住み替えとなると、より負担に感じる方も多いかもしれません。
今回は住み替えのメリットとデメリットについて考えます。宮城県・仙台市で住み替えを検討されている方必見です。
目次（本記事の内容）
住み替えのメリットとは
それぞれのご家庭によって事情は変わってくると思いますが、住み替えをすることによって発生するメリットとして
- ライフスタイルに合った生活ができる
- 自分の住まいの価値を上げることができる
- ローンが残っていても既存の家を売却できる
この３つが挙げられます。
ライフスタイルに合った生活ができる
- 転職や転勤で通勤時間が長くなった
- 子どもが生まれて手狭になった
- 子どもが独立したため部屋が余っている
- 介護が必要となり、バリアフリーにしたい
このようなニーズに合った家に住むために、住み替えをすることは家族にとってとても大きなメリットとなります。
自分の住まいの価値を上げることができる
今の家を売却し、新たな住まいを購入することで、より資産価値の高い物件や資産価値が落ちにくい物件を選ぶことができます。
例えば、主要駅から距離のある一戸建てから駅から徒歩数分のマンションに買い替えると、価格は同じでも数年後の資産価値は、マンションのほうが高くなる可能性があります。また、今後住宅地や市街地として開発が予定されているエリアなら、一戸建てを購入しても資産価値が下がりにくいということもあります。
自分の住まいの資産価値を上げることができるという点は、住み替えを希望されている方には必ず検討していただきたいポイントです。
ローンが残っていても既存の家を売却できる
原則として、住宅はローンが残っていると売却することができません。しかし、「住み替えローン」を利用することで、完済していない住宅ローンと新居の住宅ローンをまとめることができ、既存の家を売却できるようになります。
住み替える際は、まず既存の家を売却してから…とお考えになるかと思いますが、ローンが残っている場合は、住宅ローンを完済して抵当権を抹消させなければ売却することができません。しかし、この「住み替えローン」を利用することで、今住んでいる家の住宅ローンの残債分と新居を購入するための資金分を併せて借りることができるので、抵当権を抹消と売却、そして新たな家の購入を可能してくれます。
家族の事情等で住み替えを迫られている方には是非知っておいていただきたい、とても便利なサービスです。
住み替えのデメリットとは
住み替えすることで生じるデメリットは、やはり費用面でしょう。家の売却と購入には、不動産会社に支払う手数料や税金など、建物自体の費用以外にも様々な費用が発生します。
家の売却に係る諸費用は、物件価格の約４％と言われています。また、新築住宅の購入には物件価格の４～８％の諸費用がかかると言われています。
また、既存の住まいを売却までに、新居の購入や入居が間に合わなければ、その期間の仮住まいが必要になります。逆に、既存の住まいを売却する前に、新居を購入すると、旧居と新居の住宅ローンが重複する期間が発生し、ローン支払いが大きな負担になってしまうこともあるでしょう。
住み替えする際の注意点
住み替えのデメリットとして費用面について紹介しました。このデメリットを少しでも解消するために、住み替えをされる際には「同日決済」と「売却と購入を同一の不動産会社に依頼する」ことをオススメします。
「同日決済」とは、売却と購入の残代金決済日を同じにすることです。この同日決済することで、既存の家の住宅ローン完済日と新居の住宅ローンを借り入れる日が同じになり、ダブルローンを回避することができます。
「売却と購入を同一の不動産会社に依頼する」ことで、売却や購入などの手続きとスケジュール管理などがスムーズに進めることができますし、全てを一括にお願いすることで仲介手数料などの諸費用を割引してもらえることもあるようです。手続きの手間や費用の負担を考えると、一つの不動産会社さんにお願いするメリットは大きいのではないでしょうか。
まとめ
家を買い替えて住み替えることは簡単ではありませんが、ライフスタイルに合った住宅が手に入るということは大きなメリットです。しかし、費用面を見ると住宅ローンの負担額が大きくなる可能性もありますので、不動産会社など専門家にしっかりと相談して進めていきましょう。
住み替えローンについてはこちらで詳しくご紹介しています。
「住み替えローンって？」