RC造の家

家を建てる工法には、日本で古くから主流となっている木造、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(RC造)など様々な工法があります。

今回は鉄筋コンクリート造、通称「RC造」について解説します。

RC造とは

「RC」とは「Reinforced Concrete」の頭文字を取った言葉で、中に鉄筋を入れた強化コンクリートのこと。

コンクリートは圧縮性に強く、引張力は弱いという特徴があります。そのコンクリートに引張力の強い鉄筋を入れることで弱点を補い、高い強度の構造体として利用した工法をRC造といいます。

最大のメリットは高い耐火性

RC造最大のメリットは耐火性の高さです。
鉄骨は不燃材ですが、火災などの高温で強度が急激に落ちるので、耐火被服を施さなければ耐火材として使用できませんが、コンクリートに入れ、鉄筋コンクリートとなることで、耐火構造となります。

他にもたくさんのメリットが

RC造は、耐火性が高く、強度も高い構造体ですが、メリットとなる特徴は他にもたくさんあります。

遮音性の高さ

遮音性の高さも大きな特徴です。壁や床の遮音性能は、その質量で決まります。他の躯体に比べて重量の重いRC造は、最も遮音性に優れた構造と言えるでしょう。

高い耐久性

鉄筋コンクリートは、雨風に強く、腐食や錆の心配がありません。木造でよくある、シロアリなどの被害の心配もありません。

但し、RC造も経年劣化が起こります。経年劣化を少しでも防ぐために、それぞれの材料や工法に適した対策やメンテナンスを行う必要があります。コンクリートはアルカリ性ですので、空気中の二酸化炭素の影響で、表面から中性化し、その中性化が鉄筋の深さまで到達すると鉄筋も腐食してコンクリートにもひびなどが生じます。しかし、適切な対策・メンテナンスでコンクリートの寿命を100年、150年と伸ばすことができます。

暖房効率の良さも魅力

RC構造は熱容量が大きく、気密性が高いことも魅力の一つです。

熱容量とは、壁などの温度を1K(ケルビン)上昇させるのに必要な熱量のこと。熱容量が大きい物質であるコンクリートは暖まりにくく、冷めにくいという特性はデメリットにも聞こえますが、室内温度の変化を抑える効果があるとも言えるのです。

また、気密性が高いことから、室内側で結露が起きてしまうリスクには注意が必要ですが、結露が起きやすい隅角部などに適切な断熱を施すことで対応できます。

設計やデザインの自由度の高さ

RC造は、現場で鉄筋と型枠を組んでコンクリートを流し込んで躯体を作ります。このため、建物の形状を比較的自由に作ることができるのです。

木造とは違い、雨風にも強いため、勾配や軒のないデザインにすることが可能です。また、柱同士の間隔を大きくあけた構造もできるので、大きな吹き抜けやガラス開口の空間を設計することできます。

また、コンクリートの構造体がそのまま外壁となるため、コンクリートの素材感を活かしたモダンな外観をデザインすることができます。コンクリートにタイルや石を貼ったデザインにすることも可能です。

メリットの数だけ、建築費も増える

一般的に、RC造の建築費は木造に比べ1.5~2倍かかると言われています。

RC造のコストが上がる主な要因は、躯体に一定のボリュームを必要とするために材料費がかかるからです。建物の重量が重くなることで、地盤工事や基礎工事の費用が大きくなるほか、工期も長くなるため経費や人件費も増えていきます。

まとめ

RC造は、耐火性や耐久性など、様々な高い性能を持つ分、建築費も高くなります。しかし、高い性能に加え、自由でおしゃれなデザインを可能とするところなど、魅力もいっぱいあります。

RC造を選択する際には、他の工法と比較し、求める性能と費用のバランスをしっかりと考えて選びましょう。

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