店舗併用住宅成功のコツ(美容院編)

資格や特技を生かして、マイホーム購入を「自分のお店」を持ちたいと考えている方へ。今回は、美容院やサロンに特化した「店舗併用住宅」を考える際のポイントやアイディアを、(株)杜設計代表・一級建築士の山本浩平さんが教えてくれました。

リピーターが増える!美容院やサロンをつくるアイディア

髪型を変えたり、お肌や体のケアをしたり。リフレッシュや癒しも求めて来店されるお客様のために、ゆったり寛いだり、非日常的な感覚を味わえる空間をつくり、ぜひまた来店したいと思っていただける店舗をつくりましょう。

小さな空間でも、できる限り開放的に魅せる

家づくりでは、家事をスムーズにするために「動線は短く」とよく耳にすると思いますが、店舗の場合は、あえて逆の発想をしてみてはいかがでしょう。働く人の動線はスムーズにしながらも、お客さんの動線は長めに。アプローチや、玄関からカット台まで、あえて遠回りする動線によって、空間の奥行きや、開放感を感じていただけると思います。

コンパクトな空間でも歩く距離を長くすることで広く感じる

植栽にも一工夫。癒される「景観づくり」を

カット台の側に大きな窓を配置して、美しいお庭や外構の緑が眺められるようにしてはいかがでしょう。木々や花々など、窓から見える植栽選びにもこだわることで景観もより素敵になり、日常から離れてゆったり寛げる空間が提供できると思います。

美しい景色や、キラキラ輝く緑に癒され、寛いでもらえそう

「働く人」と「お客さん」双方の動きに配慮

様々な場面を想定して動線づくりを

プランづくりでは、働く人とお客さんのどちらの動きも想定して、様々な寸法・間隔を考える必要があります。座る位置、歩く動線、様々なシーンを想定して考えていきます。戸建と同じように、必要な場所に十分なスペースの収納があることも必須です。

動きや目線など、様々な場面を想定してプラン作りをすることが必要

駐車場など「敷地計画」も同時進行で!

意外と重要なのが「駐車場スペース」です。台数や配置など、建物の設計を立てる前に、敷地計画を考えることが重要となってきます。それなりのボリュームも必要になりますが、施主用と来客用を離して設けることもおすすめです。

お客様駐車場を別にすることで、家族のプライバシーにも配慮できる

プライベートスペースも確保しよう

私生活の充実があってこその事業成功だと思います。特に、お子様がいれば様々な配慮も必要になりますよね。例えば店舗から見えない位置にプライベート用のお庭を設けることもおすすめです。お子さんを気兼ねなく遊ばせることができる一方で、お客さんは静かな景色を楽しむことができます。

店舗の成功は大前提!法的な部分も

店舗併用住宅の場合は、一般住宅に比べて様々な建築基準法による規制があるため注意が必要です。希望が通らない場合でも、様々な代案が考えられますので、納得の方法を探りながら諦めずに相談してみましょう。また「店舗併用住宅」を建てて終わりではなく、事業としてうまくいくことが大前提。設計やデザインを工夫して「事業の成功に貢献したい」と、熱心に一緒に考えてくれる建築家を選ぶことも大切ですよ。

まとめ

山本さん、ありがとうございました。アイディア次第で、コンパクトでも使い勝手のいい素敵な美容院やサロンになりますね。ぜひ参考にしてみてください。

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