ライフプランニングのプロが伝授する「家の買い時」

周りが家を建て始めているけど、うちはいつ建てるのがベスト?大きい買い物なので、決断するには慎重になりますよね?今回はお金のプロであるファイナンシャルプランナーの資格を持ち、多くのお客様の夢や希望を、経済的に安定し実現にむけてサポートしてきた エグゼクティブ ライフプランナーの佐藤一広さん(ソニー生命保険株式会社)にインタビュー、「失敗しない住宅購入」についてお話を伺いました!

「家を買うタイミング」

いつ買うのがベスト?

もう少し待った方が土地は安くなる?住宅価格は下がる?上がる?など、将来の不動産価格を予想するのって難しいですよね?でも結果的に、20年前に比べて、どんどん不動産価格は上がってきています。

頭金を貯めてから買った方がいいのでは?という考え方もあります。確かに頭金をたくさん貯めて、出来るだけ借り入れを少なくして買うのはまさに「王道」です。しかし、多くの方は頭金を貯めている間、アパートの家賃、駐車場合わせて毎月7万~8万ほど支払っています。そうすると頭金を貯めるといっても数百万程度の「中途半端」な頭金しか貯められないケースが多いのです。昔は住宅ローン金利が4%~5%でした。そんな時代に借り入れを多くすると、金利負担が相当大きく返せない時代でしたが、今は金利が0.7%前後(変動金利の場合)です。高い家賃を払いながら頭金を貯めるよりも、ローンを組んで貯金して繰り上げ返済を繰り返していった方が良いケースもあります。

気を付けなければいけない落とし穴って?

一番やってはいけないことは、家賃を払いながら中途半端に頭金を貯めるというパターンです。例えば、30歳で結婚、いつか家を買おうと話しながら月7~8万円の家賃を払いながら貯金をしたとしても、ほとんどの方は貯金1000万円いかないんです。その後、40歳でいざ家を購入のために3000~4000万円ローンを組んだとすると、完済予定が75歳(期間35年の場合)。定年が60や65歳となった場合、残りの返済期間10年以上、退職金や年金でローンを支払っていかなければならない。それが最も破産させるパターンです。

住宅ローンの支払いには時間が必要です。ただ、ほとんどの方が定年が60~65歳で定年、つまりリミットが決まっているんですよね。住宅ローンを組むときは、リミットから逆算して考えなければいけません。

賃貸住まいのときの考え方

「大家さんに支払う家賃」⇒「銀行に支払う金利」

に置き換えて見てください。家賃毎月80,000円支払って頭金毎月27,000円貯めると合計月107,000円。10年で貯められる頭金は金利0だと、たったの288万円。支払った家賃は960万円。

一方、4000万のローンを35年の変動金利で借りると金利0.7%の場合毎月の銀行への利息の支払い23,333円、元金へ84,075円。合計月107,408円。もし金利が変わらなければ10年間で金利の負担は約280万円。元金の返済は約1010万円。

みなさんはどちらの10年を選択しますか?

タイミングを逃さずにいい家づくりを

ファイナンシャルプランナーから見た「いい家」の条件

いい家づくりのポイントはたくさんありますが、私の視点でしいてあげればこの2つです。「資産価値」と「ランニングコスト」です。

資産価値

今回のコロナウィルスによる景気の悪化や震災など、世の中何が起こるかわかりません。また、リストラや勤務先の倒産、病気などのリスクを考えると、しかたなく売却する時があるかもしれません。いざというときにも資産価値の落ちにくい「家」と「土地」を選ぶことだと思います。

ランニングコスト

ここでいうランニングコストとは、主に光熱費と修繕費の2つです。家を買うときは、電気代や冷暖房費など毎月かかる光熱費、10年後・20年後・30年後にかかる修繕費を考えていかなければなりません。いくら安く家を購入出来たとしても、この2つの費用が多くかかっては意味がありませんよね。

また、よくお話を聞くのが、坪単価〇万円で安い方を選んだけれど、いざ打合せを進めていくと、設備や素材など選べる幅や種類が少なく最低限。気に入ったものを選ぼうとするとオプション扱い。結局、当初選ばなかった坪単価が高いメーカーと金額が変わらなかったというケースです。家は買って終わりではなく、自分自身の大切な資産なので、目先の金額にとらわれず長い目で見た資金計画を考えてみてくださいね。

※当資料の内容は、あくまでも参考情報(値)となります。実際の数値等につきましては、取扱金融機関にご確認ください。

まとめ

いかがでしたか?家は欲しいけれど、タイミングでお悩みの方、ぜひこちらの内容を参考にしてみてくださいね!佐藤さん、大変参考になりました。ありがとうございました!

佐藤一広(さとうかずひろ)

1997年11月ソニー生命保険株式会社に入社。お客様の夢、希望を経済的に実現し、リスクからも守る。その為にライフプランニングにこだわりを持ち続け、現在約3000名以上の契約者を保有。これまでの累計相談件数は約10000件。住宅購入にあたってはライフプランニングが必須との確信をもち、これが高評価を受け住宅業界全体に普及。日本の住宅業界へライフプランニングを定着させた先駆者である。

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