こじんまりとした空間で自分時間を堪能できる、隠れ家のようなスペースが新築にあったら生活がより楽しくなりそうだと思いませんか?今回は、そんな憧れの空間「ヌック」について詳しくご紹介していきます。
ヌックとは?
ヌックとは、間取りの中でリビングや子ども部屋と言った特定の空間ではなく、小さな空間でちょっとこもれる心地いいスペースのことを指します。
狭い場所ってなんだか居心地がよくて、子どもの頃遊ぶのが楽しかった記憶がある方も多いのではないでしょうか。最近では、広々とした空間よりも、落ち着くくつろぎスペースを求めているケースが増えていて、よりヌックに注目が集まっています。
ヌックのメリットは?
では、ヌックにはどんなメリットがあるのでしょうか。
空間にアクセントをもたらす
ヌックをつくることで、メリハリのある空間に仕上げることができます。おすすめの場所は、家族が一番長く過ごすLDKの一角に。同じ空間に居ながらも、家族間の繋がりを大切にそれぞれの時間を楽しむことができます。段差や素材を変えて緩やかに空間をゾーニングするのもポイント!別の空間として認識させることで、より特別な空間に感じることができます。
いろんな用途で使える
おこもり感のあるヌックは、さまざまな使い方ができます。小さいお子さんがいるファミリー世帯には秘密基地のようなワクワクキッズスペースがぴったり!LDKの一角にヌックを設ければ、子どもが遊んでいる様子を見守りながら家事をこなすこともできます。洞窟のようなこもれる空間は子どもにとっても最高の遊び場ですよね。
また、おこもり感のあるヌックは落ち着いて考えられる快適さがあるため、造作デスクを配置して子どもの宿題や勉強に役立つワークスペースや、本棚とベンチを設けて図書館のようなスペースとして活用するのもおすすめです。
ヌックのデメリットは?
ヌックはメリットだけではなくデメリットも。計画前にしっかりと把握をしておきましょう。
面積が必要
ヌックとして空間を利用することで、居室や収納スペースが足りなくなってしまうケースも考えられます。ヌックはこじんまりとした小さな空間ですが、面積に制限がある場合、収納は十分に足りるか、良く検討してから計画するといいでしょう。
空気が滞留しやすい
廊下や階段下のデッドスペースを有効活用したヌックの場合は、窓を設置できない場合もあるので熱気や湿気が滞留しやすいのがデメリット。空気の流れを止めないよう、隣接した居室から空気が抜けるよう工夫をしたり、壁で囲いすぎないようにするのもポイントです。
ヌックを取り入れる際のポイント
せっかくヌックをつくったのに、実際住み始めてから「何だか使いづらいな…」「収納にしておけばよかったかも…」と後悔してしまう場合もあるようです。失敗しない為にも、ヌックを取り入れる際に考慮しておきたいポイントをご紹介します。
過ごし方をイメージしておく
「ヌックでどう過ごしたいか」「誰がどんな時に使うのか」「どの場所につくるのが最適か」を設計の段階で具体的にイメージすることがとても大切です。何となくヌックをつくるのではなく、家族がどう過ごしたいかをベースにヌックをつくると、家の中に心地いい居場所を増やすことができます。
気持ちよく過ごせるサイズにする
ヌックは、こじんまりとした居心地のいい空間を目指すのがポイントです。あまり広すぎない方がより落ち着いた空間にすることができます。1~3畳程度の「お部屋未満」を目安にホッと落ち着くヌックを実現させましょう。
こもりたくなる空間は「照明演出」が大切!
隠れ家のような居心地のよさを高めるなら、ぜひ照明選びにもこだわってみるのもおすすめです。居室よりも少し照明を落とすことで、空間をゆるやかにゾーニングしてくれるだけではなく、落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。小さなペンダントライトや間接照明などを用いて、自分好みの心地よい明るさを見つけるのもまた楽しいですよ。
まとめ
居室とは違い、こじんまりとした心地いいスペースとして自宅での過ごし方の幅が広がるヌック。小さいスペースだからこそ、居心地のよさを実感することができるでしょう。読書や勉強、趣味部屋として…気になる方は、おうち時間を楽しむ空間として取り入れてみてはいかがでしょうか。
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