宮城県木材協同組合が主催する「令和6年度 第26回みやぎ木造住宅コンクール」の入賞者が2024年12月に発表され、株式会社杜設計(施工:翔建設)の住まいが最優秀賞を受賞しました。
建てるジャーナルでは、最優秀賞受賞住宅の魅力や、評価ポイントをご紹介します。
みやぎ木造住宅コンクールとは
まずは今回のコンクール概要について簡単にご紹介します。
令和6年度で26回目を誇る、歴史あるコンクールであり、宮城県内の工務店や設計事務所から多数の応募があります。応募要件は次の通りです。
- 住居を目的に、令和5年1月から令和6年9月までに建築したもの
- 県産材をおおむね50%以上使用した木造住宅
- 他のコンクールに未応募の住宅であること
- 100坪以上の木造住宅、展示用モデル住宅及び建売住宅は原則対象外
最優秀賞受賞の「杜設計」とは
杜の都・仙台を拠点に「ご家族の暮らしを支える」という想いを掲げ、地域に根差した事業を行う設計事務所&工務店です。「お客様とともにつくる家」がコンセプトの「杜ハウス」という住宅ブランドを展開し、代表である山本浩平氏がお客様の想いを丁寧に設計に落とし込み、理想以上の提案をしてくれます。
最優秀賞住宅の紹介
「地元木材を使いたい」というお施主様の想いを叶え、宮城県南三陸町の丸平木材(株)から卸したこだわりの南三陸杉をふんだんに用いていることがポイントです。
県内人気の花火大会が眺められる立地を生かし、家の様々な場所から花火を眺められるよう工夫をして、毎年楽しみが増えるよう設計。住み手の希望と設計者、施工者の皆が楽しみながら造り上げたことが、完成物件から伝わります。この街の四季とイベントを積極的に愉しめる空間構成が高く評価され、最優秀賞受賞へつながったようです。
薪ストーブのあるピットリビング
吹き抜けを中心に家全体が繋がるワンルームのようなプラン。スタイリッシュなデザインの中に無垢材(南三陸杉)の温かみが存分に感じられるようあらわしの梁や柱を採用しています。
テラスと繋がる大開口
中と外をつないでくれる大開口を設けたテラス。BBQをしながら花火を楽しむこともできます。
家事ラク動線
どう暮らしたいか、ライフスタイルをヒアリングして実用性にもこだわりました。料理が楽しくなるアイランドキッチンは、冷蔵庫まで隠した豊富な収納スペースが魅力です。
帰宅後に手洗い・うがいがすぐ出来る洗面カウンター、広々とした脱衣所兼ランドリースペースなど水まわりの動線も快適です。
吹抜けを回遊できる動線
2階は、ホール、洋室、主寝室、書斎をぐるっと回遊できる動線に。木材の素材感を活かした書斎までの廊下もポイントです。
「地元の木材で家を建てたい」方、ぜひ建てる窓口へ
いかがでしたでしょうか。今回は令和6年度みやぎ木造住宅コンクールの最優秀賞受賞の「杜設計」の木造住宅をご紹介しました。
杜設計に相談してみたい方、地産地消につながり、地域の風土に合った素材で快適に過ごせる家を建てたい…とお考えの方も、ぜひ建てる窓口へご相談ください。県産材をふんだんに用いた地元工務店もご紹介いたします。