シンプルでミニマルな生活を送る人が増えている今、「タイニーハウス」への注目も高まっています。メディア等でその名前を見聞きしたことがあるという方も増えているのではないでしょうか。
そこで今回は、新しい住まいのかたち「タイニーハウス」について解説します。
タイニーハウスとは
タイニーハウスとは、日本語では小屋という意味を持ちますが、現在は「小さな家」という意味で使われています。
小さな家といえば、トレーラーハウスやコンテナハウスをイメージする方もいらっしゃるでしょう。タイニーハウスは小さい家という意味になりますので、トレーラーハウスやコンテナハウスも含め、小さな家の総称としてタイニーハウスと呼ばれています。
タイニーハウスの発祥はアメリカです。2000年代後半に起こったリーマンショックをきっかけに、家賃やローンに縛られないスモールでシンプルなライフスタイルが注目され、タイニーハウスが世界に広まりました。
タイニーハウスの広さに定義はありませんが、日本では10㎡~25㎡の広さのものが主流のようです。
日本でもコロナ禍により、ワークスタイルやライフスタイルが大きく変化しました。移住する人や複数の住まいを持つ人、仕事や趣味のための部屋を持つ人なども増えたことから、タイニーハウスへの注目度が高まっています。
タイニーハウスを持つための手続き
タイニーハウスを持ちたいと考えた時、まず気になるには費用や手続きでしょう。
タイニーハウスは基本的に建築確認が必要になります。車庫や物置などの小さな建物でも原則建築確認が必要となりますので、タイニーハウスも同様です。
ただし、「10㎡以下の建物」「増築・改築・移転であること」「防火指定のない地域」の場合は、建築確認が不要です。
タイニーハウスでも建物に基礎があり、土地に定着化していると固定資産税が発生します。ただし、面積が小さいので、一般的な住宅よりは金額を抑えることができます。移動ができるトレーラータイプのタイニーハウスなら、建築確認が不要な上、固定資産税もかかりません。
また、タイニーハウスは住宅ローンが利用できない可能性があります。住宅ローンの対象になる住宅は、金融機関ごとに面積の規定があります。金融機関によって異なりますが、40㎡から50㎡を対象としていることが多いようです。ですから、面積が10㎡から25㎡のタイニーハウスは住宅ローンを利用できる住宅と見なされません。
タイニーハウスのメリット
タイニーハウスを持つメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
主なメリットは以下の通りです。
- 建築コストが安い
- 維持費を節約できる
- シンプルな暮らしができる
- トレーラーハウスなら移動も可能
タイニーハウスはその名前の通り小さい家ですから面積が小さく、一般的な住宅に比べて建築コストが安くなります。面積が小さい分、電気代や冷暖房費も抑えることができるので、維持するためのコストも節約することができます。
また、お部屋がコンパクトですから、家の中に置けるものも限られてきますので、多くのモノを所有しないシンプルな生活ができます。
トレーラーハウスなら移動もできるので、そのまま旅行に行くことも可能になります。
タイニーハウスのデメリット
小さいことによるメリットがある一方で、デメリットもあります。
主なデメリットは以下の通りです。
- 生活空間が狭い
- 個人のプライベート空間がない
- モノを増やせない
一般的なタイニーハウスの面積は10㎡から25㎡ですから、生活空間は必然的に小さくなります。のびのびと過ごせるリビングやベッドルームを設けることは難しいでしょう。
夫婦や子ども専用の部屋も作ることができません。自宅で仕事する方はリモート会議の時などに家族に会議の内容が筒抜けになってしまうかもしれません。
そして、生活空間が狭いことからモノを増やすことができません。生活に必要な食品や雑貨などを多めにストックしておくことも難しいでしょう。趣味のコレクションを増やしたいという方には不向きと言えます。
まとめ
建築コストも安価で維持費も節約できるタイニーハウスは、モノをあまり所有せずに、シンプルな暮らしを望む方にとても向いているのではないでしょうか。また、自宅とは別に、仕事や趣味のための空間やセカンドハウスがほしいという方にもオススメです。
生活スタイルが多様化している現在、タイニーハウスへの注目度は高まっています。
タイニーハウスに興味を持った方も、是非建てる窓口にご相談ください。
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