宮城県の着工棟数は9年前より半減。メーカー各社の動向は?

昨今の宮城県全体の着工棟数(注文住宅+分譲住宅)の傾向としては、2023年にコロナ元年といわれる2020年を下回り、2024年には約5900棟と、2015年の約11800棟に比べると半数以下に減っている。

全体の傾向同様にハウスメーカーや工務店も、着工棟数は下降線を辿っているのだろうか。2024年版の宮城県住宅棟数の各社の動向を検証してみた。

2024年宮城県住宅棟数 上位TOP10ランキング

※データは2024年9月時点のデータと、2023年9月のデータを比較

上位三社は2023年同様「東和総合住宅」「一条工務店宮城」「ヒノキヤグループ」で、着工棟数昨対比は3社ともに100%以上で、TOP3をキープ。

2024年の注目社は「アイ工務店」

注目ポイントは、ハウスメーカー 国内成長率No.1※を誇る「アイ工務店」。2022年、利府ハウジングギャラリーに展示場をオープンさせて宮城県進出を果たして以来、「品質」「自由度」「適正価格」といった強みを生かして順当に棟数を伸ばし、2024年は昨対比200%超で2023年の15位から一気にランクアップを果たしている。

また、1975年の創業以来地元に根付き7000棟以上の実績を誇るスモリ工業は2023年に一時低迷したものの2024年は復調し、2023年の11位から4位へ復調している。

積水ハウス、住友林業、パルコホーム宮城など、例年上位に名を連ねる大手ハウスメーカーや地域密着メーカーなどTOP10入りを果たしているが、昨対比90%を切っており、今後の動向に注目したい。

※株式会社東京商工リサーチ2021年11月調べ(2010年度~2020年度)(ハウメーカー売上高100億円以上)

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昨今の宮城県全体の着工棟数(注文住宅+分譲住宅)の傾向としては、2023年にコロナ元年といわれる2020年を下回り、2024年には約5900棟と、2015年の約11800棟に比べると半数以下に減っている。

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